Millennium APACの会長兼Millennium JapanのCEOを務める大久保一敏が、新たなmChatsで、APACがMillenniumにとって重要な地域である理由と、現地の専門性、グローバルなインフラ、そして地域における事業基盤の拡大が、当社の持続的な成長をどのように支えているかについて語ります。
Millenniumに入社されたきっかけを教えてください。
2014年にMillennium JapanのCEOに就任した当時、事業はまだ小規模で、社員数は10名未満、ポートフォリオ・マネージャーも数名でした。一方で、日本の株式・債券市場の規模と厚み、洗練された投資家層、そして優れた人材基盤を踏まえ、日本には大きな成長余地があると考えました。日本は現在もAPACにおいて特に魅力的な市場の一つであり、その確信はこの10年でさらに強まっています。
現在はMillennium APACの会長兼Millennium JapanのCEOを務めています。これまでのキャリアでは、地域における当社の投資能力と事業基盤を広げることに取り組んできました。日本での投資能力の構築から始まった取り組みは、新たな投資戦略の開発、APAC各市場への展開、そして地域の優秀な人材をMillenniumのグローバル・プラットフォームにつなぐことへと広がっています。日本の小規模な拠点からAPACで事業を拡大してきた歩みが、私をMillenniumに惹きつけた理由であり、今も仕事の原動力となっています。
APACはMillenniumにとって重要な地域です。この地域が重要である理由と、今後の機会をどのように捉えていますか。
APACは、多様な市場と豊富な投資人材を有しており、Millenniumにとって重要な地域です。当社は、より幅広い人材へのアクセスを確保し、グローバル・プラットフォームを強化するため、地域全体で関係構築を進めています。
市場ごとに異なる特性があるため、現地市場に関する深い知見と、地域ごとの違いに対する理解が不可欠です。こうした専門性をMillenniumのグローバルなインフラ、テクノロジー、リソースと組み合わせることで、APACにおける投資能力を継続的に拡充していくことができます。
Millenniumは日本での事業を拡大してきました。日本市場における当社の発展をどのように見ていますか。また、日本での経験はAPAC全体を率いる上でどのように活かされていますか。
Japanは主に相対価値型のファンダメンタル株式戦略とイベントドリブン戦略に注力していました。この10年で、当社の投資戦略は大きく拡充されました。現在は、ファンダメンタル株式、イベントドリブン、インデックス・リバランシング、株式アービトラージ、株式ボラティリティ、日本金利戦略を展開しており、コモディティ戦略にも取り組んでいます。
日本は世界有数の経済規模を有し、厚みと流動性を備えた資本市場を持つことから、今後も大きな機会があると考えています。近年は、日本の株式・債券における投資能力を香港とシンガポールにも広げ、両拠点で優れた人材を採用してきました。APAC全体でも、投資戦略を拡充し、新たな拠点へ展開するという基本的な考え方は同じです。投資戦略の深さと地域的な広がりの両方が、当社の成長を支えています。
キャリアを通じて大切にしてきたリーダーシップの教訓と、他の方々へのアドバイスを教えてください。
まず、深い専門性を築き、それを事業の成長につなげることが重要です。その上で、グローバルな視点を持つことも欠かせません。Millenniumのような企業で成果を上げるには、自身の市場だけに目を向けるのではなく、自分の仕事がより大きなプラットフォームとどのようにつながっているかを理解する必要があります。
また、常に成長の機会を探し続けることも大切です。その機会は、多くの場合、すでに目の前にある仕事の中にあります。